STORY

Chapter01

目が覚めると、そこは荒れ果てた美術室

校門で見かける黒猫が、人の言葉で話しかけてきた。
「・・・キミと、みーちゃんが、ここで戦ったんだ」
戦った?・・・そんなわけないじゃん。
私たち、小学生の頃からの大親友なんだよ?
ケンカだってしたことないのに。

廊下に出ると、景色は途切れ、空間そのものが歪んでいる

すれ違う生徒たちの言葉も、様子も、いつもと違う。
黒猫──にゃんくろーは私に言う。
「この世界は——ボクたちが元居た世界とは、別の世界なんだ」
「戻るには、みーちゃんが持ってる鍵が必要なんだ。何か心当たりはないかい?」

私が、唯一覚えている、記憶

創立当初からある「想いの桜」
あの桜の下で両想いの人と約束すると、永遠に結ばれる。
憧れのレン先輩に、想いを伝えようと向かった放課後。
部室の窓から見えた光景。桜に生える、二つの影。
私がいるはずだった場所に、私の親友──みーちゃんがいた。

あれが鍵なのだろうか?わからない

どうして、みーちゃんとレン先輩が?わからない。
みんなが変なのも、学校がおかしいのも。
「みーちゃんなら、何か知っているのかな?」
こうして、私とにゃんくろーは、みーちゃんを探しはじめたんだけど・・・

CHARACTERS

理想の世界を、彩る人々